電子証明付きの住基カード、マイナンバーカードを準備できたのはいいが、どうやって使うのでしょうか?電子証明を読み取るための機器を用意する必要があるのです。その機器がICカードリーダライタです。
ICカードリーダライタ
ICカードリーダライタは、住基カードを差込んで電子証明書をパソコンに読み込ませるために使う機器です。電子証明書はハンコの代わりだと前に説明しましたが、ICカードリーダライタは朱肉にあたると考えられますね。
さて、ICカードリーダライタは3つの種類がありますので、自分が持っている住基カードに合った機器を選ぶ必要があります。
(1)接触型
金色の四角い端子が付いている住基カードに対応したリーダライタです。住基カードを差込んで使用します。機器の値段も安めで、3000円弱で購入できます。
(2)非接触型
金色の四角い端子が付いていない無線通信タイプの住基カードに対応したリーダライタです。住基カードをリーダライタにかざして使用します。SuicaやEdyと同じような使い方です。また、金色の端子が付いているカードも使用でします。実は、端子付き住基カードは無線通信の機能も持ったカードなんです。
(3)共用型
金色の四角い端子の無い住基カード、有る住基カードの両方に対応したリーダライタです。カードを挿入あるいはかざして使用します。接触/非接触両方の機能を持ったリーダライタなので、価格も高めになっています。
以上をまとめると下の表のようになります。
リーダライタのタイプ | 使い方 | 端子有り | 端子無し |
(1) 接触型 | カードに金色の端子が付いている物に対応 カードをリーダライタに挿入して使用する |
○ 使用可 |
× 使用不可 |
(2) 非接触型 | カードに金色の端子のない物に対応 端子付きカードも使用できる カードをリーダライタにかざして使用する |
○ 使用可 |
○ 使用可 |
(3) 共用型 | カードに金色の端子の有り無し両方に対応 カードをリーダライタに挿入/かざして使用する |
○ 使用可 |
○ 使用可 |
では、自分の自治体が採用している住基カードに端子が付いているか付いていないかは、市役所や区役所等に問い合わせると教えてくれます。住基カードを申し込んで、実物が手元に届いてから、リーダライタを購入するのもひとつの手です。
また、(2)非接触型、(3)共用型のどちらかのリーダライタを購入しておけば、間違いありませんが、(1)接触型に比べ値段が少々高くなっています。
ノートパソコンに非接触型のリーダライタの「FeliCaポート」が付いていたり、2008年以前の旧型パソリでは、住基カードの電子証明書に対応していません。読み書きができないんです。購入の際は、「e-Tax対応」、「公的個人認証対応」等の表示があるものを選ぶように注意してください。
★私が使用しているICカードリーダライタ★
私が使用しているICカードリーダライタは、接触型の「SHARP RW-5100 」です。近くの電気屋さんに置いていなかったため、楽天市場にて購入しました。注文してから1週間程度で届きました。近くの電気屋さん(大型の家電量販店)でe-Taxで使用できるリーダライタがどこにあるのか聞いたのですが、店員さんがよく分かっていなくて、メモリカードのリーダライタを薦められてしまいました。ネット通販だと、このようなトラブルが無いのでとても便利ですね。
※2016年6月現在、もっと安いICカードリーダライタも売っているようです。