家族の医療費の合計が年間10万円以上になった人は、医療費控除申告ができます。
税金が減額されたり、払いすぎている税金が戻ってきたりするのです。
医療費が10万円超える方はぜひ申告しましょう。
医療費控除
対象となる主な医療費は以下のとおりです。
★ 病院の治療費
★ 妊娠/出産で病院に掛かった時の費用
★ 病院への交通費
★ 薬代 (薬屋さんで購入した治療のための薬も含む)
(ビタミンサプリメント等の予防薬は対象外)
この他にもあるとかもしれませんので、思い当たるものがある場合は、税務署などに問い合わせてみるといいでしょう。
さて医療費控除の申告は、「確定申告書等作成コーナー」でできます。
しかも、電子申告(e-Tax)の場合は、医療費などの領収書の提出が免除されるメリットもあります。
ただし、治療一件、一件、医療費控除の入力画面に記入していく必要があります。
合計金額のみの入力にしてしまうと領収書の提出免除は不可になります。
※領収書などの提出免除となっても、税務調査(マルサ)があった時のために領収書などは保管しておきましょう。
医療費控除の入力画面は下の図のようになっています。
入力項目は全部で6つです。
1) 医療を受けた人の氏名
2) 続柄
3) 病院などの名前/所在地
4) 治療内容、医薬品名など
5) 支払った医療費、交通費
6) 補填される額(医療保険などの金額)
これらの項目を治療一件、一件、扶養家族の分全て入力する必要があります。項目も治療の件数もたくさんあって、入力はとてもめんどくさい作業になります。
この作業の手間をはぶくために、国税庁の確定申告特集のページで「医療費集計フォーム」というエクセルファイルがダウンロードできるようになっています。
医療費集計フォームダウンロードページ
この医療費集計フォームに入力した医療費データは、確定申告書等作成コーナーの医療費控除画面で直接読み込むことができるようになっています。かなり便利です。
<医療費集計フォーム>
医療費控除の申告は、そんなに難しくありません。思っているよりも簡単に税金の還付を受けることができるので、ぜひ申請しましょう。